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News · 2026/5/15

Locus Arrayが倉庫のピッキングを「ロボット・トゥ・グッズ」ワークフローへと変える

Locus Roboticsが発表した「Locus Array」は、自律型アームを搭載したロボットが在庫棚まで移動する新しい「ロボット・トゥ・グッズ」システムです。LocusONEプラットフォーム上で既存のロボットと連携し、ピッキングから補充までを自動化。北米のDHLなどで導入が始まっており、最大90%の省人化を実現します。

Locus Roboticsは、固定された自動化設備に在庫を流すのではなく、ロボットが在庫の場所まで移動する完全自律型の倉庫フルフィルメントシステム「Locus Array」を発表しました。

同社はArrayを、モバイルロボティクス、統合型ピッキングアーム、AI搭載の認識機能、そして自律的な実行能力を一つの通路レベルのワークフローに統合した、新しい「ロボット・トゥ・グッズ(robots-to-goods)」カテゴリーとして位置づけています。このシステムは、ピッキング、棚入れ、投入、荷降ろし、スロッティング、補充、および関連するフルフィルメント業務を、人の手を介さずに処理できるように設計されています。

重要な点は、単にロボットがアイテムをピッキングできるということだけではありません。ArrayがLocusONE内でLocus OriginやLocus Vectorと連携して動作するため、倉庫側は同じオーケストレーション・レイヤーから、支援型ピッキング、重量物搬送、そして完全自律型ピッキングを統合的に管理できることにあります。

Locusによると、DHL Supply Chainを含む北米での初期導入がすでに進んでいるとのことです。発表資料では、対象となるワークフローにおいて最大90%の労働力削減、24時間365日の稼働、1台あたり6つのアクティブなオーダー用トートバッグの搭載、24 x 16 inch / 600 x 400 mmサイズのトートへの対応、および最大10 feetの垂直収納の活用が可能であると謳われています。

ロボティクス導入の検討者にとって、そのメッセージは明確です。倉庫の自動化は「パーソン・トゥ・グッズ」や「グッズ・トゥ・パーソン」から、自律型マニピュレーターが通路で直接作業する「混合フリート」へと移行しつつあります。これは従来のAMRとは異なる検討課題を突きつけています。評価の軸は、SKUのカバー率、ピッキングの信頼性、例外処理、フリートのオーケストレーション、そして施設全体の再設計を必要とせずに実際の倉庫データに基づいてシステムを改善できるか、という点へとシフトしています。